誰にも見つからず
一人で死ぬと
人はどのような変化をするのでしょうか
それは実際に目にすると
なんともいたたまれない気持ちになります
死後の変化
人は亡くなると
時間の経過とともに変化します
一度変化すると戻ることはありません
出来ても一時的に遅らせることぐらいです
具体的にはこのような変化をします
筋弛緩後、下顎(1~3時間)、全身(3~6時間)へと硬直が進む。循環停止により酸素供給が停止することなどによる。死後半日から1日の間に硬直のピークを迎え、その後、解けはじめる。死の直前まで筋肉を使用していたり(急死)、高齢ではない場合などは硬直が強く表れる。
体表面の乾燥(3時間~)
循環停止によって内部から体表面への水分補給がなくなり、自力で保湿できなくなり乾燥する。特に外気にふれている頭部(その中でも口唇)は乾燥が急激に進む。表皮が失われている箇所や開放性の創部も乾燥しやすい。また、乾燥とともに皮膚の脆弱化も進む。
水分量の多い乳児・小児は、成人よりも乾燥傾向が強い。
顔の扁平化(直後~)
重力の影響による。
蒼白化(30分~)
重力の影響を受け、比重の重い赤血球が沈下することで、皮膚の血色が失われる。
全身の上面に生じるが、露出している顔面が特に目立つ。
顔のうっ血(3時間~)
急性の心疾患で亡くなった方に生じることが多い。
腐敗(6時間~)
恒常性の消失で細菌バランスが崩壊し、細菌群(中温菌)が異常繁殖することによって生じる。腹腔内からはじまり胸腔内、そして全身に広がる。身体の状態(水分が多い、栄養が多い、温かいなど)によって腐敗の進行度が変わる。
体温低下(直後~)
恒常性の消失で、気温の影響をまともに受ける。上下肢の末端部や外気にふれる顔面などから低下する。体幹部は下がりにくい。
止血しづらくなる
血液の凝固因子が大量に消費されることなどから、止血しづらい状態になる。
黄疸の方の皮膚色の変化(24時間~)
黄疸をもたらしている色素の酸化亢進などによって生じる。黄色→淡緑色→淡緑灰色に変化する。[3]身体の死後変化はエンゼルケアの必須知識!より
変化を遅らせるために代表的な処置は
ドライアイスによる処置になります
ドライアイスはその温度は-79℃超低温により
体を凍らせます
そして腐敗進行を遅らせる事ができます
短期・中期・長期の変化
短期での変化
病院などで逝去すると、もちろん看護師さんなどいるので
適切な対処を施してくれます
最中を見たわけではありませんが、基本的に浴衣に着せ替えてもらい
整った姿になっております
病院や施設、緩和ケアなど場所によっても違います
経験的には緩和ケアは湯灌を行ったり
故人の気に入っていた服に着替えさせたりと充実しています
遺族の安心して送り出せます
中期での変化
何を持って中期とするのか難しいところではあります
1週間程度を中期とした場合
季節や状況によってかなり差が出てきます
例えば真夏にクーラーなしで1週間経過
この情報を聞いただけで恐ろしい状態が想像されます
逆に真冬で同じ条件では暖房器具を使用していない限り
状態は化粧などで回復できる範囲かと思います
長期での変化
長期というとやはり1ヶ月ほどを想像します
ここまでくると中途半端な状態ではないかもしれません
ミイラ化している可能性があります
これも状況によってさまざまです
状態も悪いですがニオイもかなりの状態になります
覚悟を持ってお迎えに行きます
対策
一人で死ぬというのはとても悲しいと思います
病院、施設さまざまな場所で看取ってもらえる方が
大多数になります
しかしそうはならないのが現状です
これからも超高齢化が進みます
病院も施設も足りないでしょう
入れないと自宅になります
自宅で家族がいる人はいいでしょう
高齢で独り身
これだけは阻止しましょう
今が動く時です
まだ家族は作れます
新しい家族とともに明るい未来を作りましょう
親は亡くなります
親は看取りましょう
自分は誰に看取って欲しいですか
一人は嫌ですよね
まだ見つかるのではないでしょうか
探してみましょう
コメント